高校野球の在り方に想ふ。

高校野球のありかたが問われているようですが。

連日の暑さが続く中、高校野球の甲子園大会も始まり、熱戦が繰り広げられています。

今年の高校野球は、高校BIG4と呼ばれる四人の好投手に注目が集まっていました。

ですが、甲子園に歩を進めることが出来たのは、星稜の奥川投手ただ一人だけ。

甲子園への道のりの厳しさを改めて感じます。

ところで、私も含めた世間の最大の注目株は、大船渡高校の佐々木投手でした。

MAX163キロという、高校野球の歴史上最速投手であるだけでなく、プロの世界でもまずお目にかかれない剛速球に注目が集まっていました。

残念ながら、佐々木投手は岩手県大会の決勝に登板することなく敗退。

これが波紋を呼び、長らく問題提起されてきた投手の球数制限などの議論が活発になってきました。

中には投手の球数だけでなく、春から時間をかけて予選を行うべきとか、トーナメント方式をやめてリーグ戦に移行すべきとか、真夏の甲子園という過酷な会場での試合はやめてクーラーの効いたドーム球場で試合をすべきとか、様々な意見が飛び交っているようです。

どの意見にもそれぞれ一理あると思うのですが、個人的には賛同しにくい意見が多いです。

野球大国日本を支えているのは高校野球人気だと思う。

野球発祥国はアメリカであり、最も高レベルで最大のプロリーグがある国もアメリカです。

ですが、アメリカが世界で最も野球人気があり、野球が盛んな国かと問われれば、そうではないように思います。

キューバか日本。プロリーグの大きさと学生野球の盛んさと、両方の観客動員を考えれば日本に軍配が上がるのではないでしょうか。

そんな日本の野球人気を支えてきたのはプロ野球ではなく、高校野球を主とした学生野球だと思うんです。

学生野球人気が競技人口と野球観戦人口を多く保つ原動力となってきた。それがプロ野球も含めた野球人気に繋がってきたと思うのです。

昔から高校野球人気を支えてきたのは、日本のプロ野球には皆無だった地元チームを応援するお祭り的な楽しさと、若者の儚い青春の瞬間を観ることに価値があったように思います。

選手の健康を守ることはとても大事ですが、先述のような改革案はファンが高校野球に感じていた魅力を失わせ、高校野球人気の低下を招き、ひいてはプロ野球も含めた日本野球の凋落を招くことになるのではと危惧します。

個人的には、佐々木投手を温存した大船渡高校の監督の判断を支持しています。

投手の健康を守るために改革が必要だとも考えます。

ですが、現実を踏まえたうえでのバランス感も大事だと思うのです。

灼熱の夏の甲子園は過酷です。その過酷な環境での連戦が日本を野球大国たらしめてきたことも事実だと思うのです。

令和の時代は人権感覚も大事になります。丸坊主を強要というのも時代錯誤でしょう。

旧態依然とした体質が残る日本社会の中でも、高校野球は特に保守的で前時代的な価値観が残る世界です。

ですが、その中にも魅力があり、学生にとって有意義な価値観も含まれていることも事実でしょう。

難しい問題ですが、旧いから全てがNOというのではなく、選手の心身の健康が守られて、更なる高校野球と日本の野球の発展に繋がるような理想と現実のバランスの良い改革が進められると野球ファンとして幸せなのですが。

底辺住男

馬鹿です。低学歴です。 社会の底辺ゆえに、不平不満を漏らすことで傷ついた自尊心を満たします。 腹が減ったら飯を喰らいます。 低知能ゆえに、本能に支配される低俗な動物です。 それでも死ぬまでのあいだは生きているようです。

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